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我が会派が提出していた意見書案、天然痘ウィルス等バイオテロ対策の強化を求める意見書(案)は、自民党県議団の反対によって不採択となりました。

理由は文言の一部にあるワクチンの確保もままならないとあるが、確保は出来ているからだそうです。

それなら国会の予算特別委員会での青山繁晴さんの質問に対する答弁で、政府参考人の方が「事態に備え、天然痘ワクチン等の備蓄や天然痘の対応指針の策定などを行っている」(※ようは、対応指針を策定中の段階)という事ではなく、「事態に備え、すでに天然痘ワクチン等の備蓄は十分確保出来ている」と答弁しなかったのか、そもそも青山さんが質問する意味があったのかという話になります。

また、防衛医学研究センター 感染症疫学対策研究官の「バイオテロ対策 総論・各論」によれば、現状におけるバイオテロ対策の問題点として「ワクチンの備蓄」が指摘されております。

ようはバイオテロ対策の不十分な部分を事態に備えて強化を求めた内容なのですが、すでに対策は打ってありワクチンは確保出来ているからこの意見書は必要無しという事でした。

国会議員さんから政府に対して鋭い指摘をしても、地方組織がそれを問題にせず相手にしないのですから、国民の生命財産が守られるのか心配になります。

 

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