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台湾視察1日目 「蔡 焜燦」先生を囲む夕食会など
「日本会議地方議員連盟」第5回台湾研修視察団の一員として、台北に到着いたしました。
到着して最初に、二二八和平公園を視察。
二二八和平公園は、1947年2月27日、台北市で闇菸草を販売していた本省人(台湾人)女性に対し、取締の役人が暴行を加える事件が起き、これが発端となって、翌2月28日には本省人による市庁舎への抗議デモが行われた事に対して、大陸から来た憲兵隊がこれに発砲、抗争はたちまち台湾全土に広がることとなりましたが、国民党政府は大陸から援軍を派遣し、武力により本省人を徹底的に鎮圧した事件で亡くなられた人を追悼する公園です。
その後は、日本統治時代の台湾に設立された小学校で、台湾教育発祥の地と言われる芝山巌学堂(しざんがんがくどう)にて、抗日事件により殺害された日本人教師6人のお墓がある芝山公園に行き、犠牲的精神で台湾教育の礎を作ってくださった先生方のお墓に対して手を合わせてまいりました。
台湾視察団の団結式と蔡 焜燦先生、許 世楷先生を囲む夕食会が開催されました。
先生は、司馬遼太郎の紀行文集『街道をゆく-台湾紀行』では案内役として老 台北(ラオ・タイペイ)の愛称で登場し、『台湾人と日本精神 (リップンチェンシン)|台湾人と日本精神-日本人よ胸を張りなさい-』の著書でお馴染み方であります。
「許 世楷」先生は台湾の政治学者、歴史学者、津田塾大学名誉教授であり、元台北駐日経済文化代表処代表(駐日代表、駐日大使に相当)も務められ、台湾独立運動の中心的役割をされている大変立派な方です。
私は突然の振りでしたが、司会の大役を務めさせていただきました。両先生の台湾と日本に対する熱い想いを聴かせていただき、改めて日台は運命共同体で大陸の支配に屈せず自主独立の気概のある台湾民進党政権に政権が交代される中で、益々この絆を深めていかなければならないと強く感じました。