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少子・高齢福祉社会対策特別委員会 沖縄視察3日目、最終日。
少子・高齢福祉社会対策特別委員会 沖縄視察3日目最終日は、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターへ行き、高度多機能病院の運営について調査させていただきました。
同センターは、平成18年に子供病院と成人部門の両方の機能を併せ持つ全国でもユニークな病院として開院いたしました。
全病床数は434床(うち小児医療106床)、総合周産期母子医療センターとして位置づけられ、さらに平成28年3月には小児救命救急センターとして認可されるなど、沖縄県の小児医療の拠点として重要な役割を担っております。
胎児期から成人まで、あらゆる疾病にも対応する事が可能であるほか、離島・へき地医療支援なども担う高度多機能病院として全国でも注目されている病院です。
ただし、運営にあたっては総合病院という事で、小児に力を入れながらも県からの支援(繰入金)はまだまだシビアで、病院の建物の借金返済などやり繰りに大変苦労しているとの事でした。
県立の多機能病院はどうしても、最後の砦として赤字経営が余儀なくされますが、県民の命を守るためにどこまでの金額を支援出来るのか、県立病院でどこまでをやるのかというのが全国的に課題となっております。