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一企業が雑木林を復元管理し、交流プラザにアスレチックやミニ新幹線、水車小屋に古民家を改修さらには神社まで作ってしまう。

それも、一昔前まで少し色眼鏡で見られていた産業廃棄物業者さんで凄い会社と聞き、紹介もされたので埼玉県三芳町にある「石坂産業」さんを視察させていただきました。

いや~、想像を絶する凄さに驚く事ばかり。

一産廃業者さんが、自然との共生のため地域のために森や畑交流プラザもあり、三富地域の歴史・文化を五感で体験出来る「三富今昔村」まで作ってしまう。

さらには本業の方でも環境に配慮した徹底した取り組みで、ISO国際規格7種統合マネジメントシステムの運用もしております。

そして、社員の皆さん一人一人が素晴らしい笑顔での挨拶で接客され「埼玉県おもてなし大賞」も受賞したという石坂産業㈱さん。

今まで県外も含めたくさんの企業さんを視察させていただきましたが、ナンバーワンの企業さんと言っても過言ではありません。

三富地区といえば、かつてニュースステーションの誤報で、ダイオキシンが近隣にまき散らされ野菜が汚染されているとの報道被害にあい、焼却炉を持っていた産廃企業に対して、地元住民から出て行けと張り紙までされたそうであります。

石坂産業さんは、当時環境基準に合った15億円もする焼却炉を購入し、動かし始めたばかりでしたが住民の抵抗でやむなく廃炉。

しかし、2代目にあたる石坂典子さんが取締役社長になると企業改革としてリサイクル工場に転身、地産地消の考えで敷地内に5,000㎡の花木園(くぬぎの森)を整備し、地元住民に共有し、女性らしい素晴らしいセンスで産廃業者のイメージを一新し、今では地元の誇りだと言われる程の企業へと大転換されました。

単なる工場見学だけで終わらず、三富今昔村と合わせて環境教育フィールドとして日曜日を除いて一般開放されております。

この施設は子供連れで見学しても飽きる事の無い凄い場所ですので、是非とも皆さんも一度は気軽に遊びに出かけてみてはいかがでしょうか。

三富今昔村
https://santome-community.com/

 

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