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佐賀県多久市の論語教育と市立小中一貫校の取り組みについてを視察
佐賀県多久市の論語教育と市立小中一貫校の取り組みについて、視察をさせていただきました。
横尾俊彦市長、田原教育長を始め、執行部の皆様から熱心な説明をいただきました。
論語教育は、ご当地にある孔子廟、多久聖廟の伝統を生かして、論語かるたを作り、大会や検定を行うなどして100の論語を小学校高学年の頃にはほとんど子が覚えてしまうという事であります。
また、同時に過疎地帯をかかえる多久市は学校の児童、生徒数の減少が進む中、子供達が健全に育つ適正規模の学校をつくるために平成25年には市内の学校を一気に3つの小中一貫校に統合いたしました。
当初は、廃校になる学校の地域から大反対運動が展開されたり、議会で学校統合用の補正予算が修正されてゼロにされてしまうなど、大きな抵抗があったようですが、市長自らが100回以上も現地の説明会に顔を出し、自ら批判を浴びながらじっくりと小中一貫校の必要性説明をして市民を説得したそうであります。
本日も、横尾市長は最初から最後まで2時間以上我々の視察に付き合いをしてくださり、熱心に質疑に応えてくださいました。
やはり、世の中を変える方は伝統を重んじながらも、変えるべきものがあれば多少の抵抗があっても信念を貫き、困難から逃げないで主張がぶれずに突き進んで行く熱血漢の方なんだと実感いたしました。